その資料をぐしゃっと潰し臣に投げつけて席を立った。


「少し西条君と注意に行ってきますね」


『逝ってらっしゃい、西条君』



声を揃えて言う双子に馬鹿やろー等と叫び


臣は俺に制服の襟を掴まれてずるずると引きずったまま生徒会室をあとにした




謹慎者と退学者を集めた特別指導室へと足を進める



きっとこの時の俺の顔は


蓮夜が言うように鬼畜みたいな顔してるんだろうか……



なんて思いながら笑みをうっすらと浮かべた。



教室に一歩踏み込めば


不良の集団が睨みをきかせながら口々に野次を飛ばす


「さぁ、君達は何でこの部屋に集められたのか理解できますか?」



「うるせぇ!生徒会が何のようだよ!てめぇみたいな奴にとやかく言われたくねぇ!さっさと帰れ!!」



そう叫ぶリーダー的存在の確か椎名隼に近づいた