「…んなっ………!!?」
「ねーねーあさみちゃんって、やっぱり元…」
「なにこれーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!?」
堂々とスプレーで書かれた
“阿佐美みづき、喧嘩上等!!!”
この文字を見て
一体誰が彼女の過去を疑わずにいられるでしょうか。
「…こんな………」
(こんなモン残してやがったのかアイツら〜〜〜〜〜!!!!!!!!)
この時彼女は
真っ先に過去の仲間たちを締め上げることしか考えていなかった。
「…あさみちゃん?」
「おーい。顔恐いよー」
「あっ哲也だ」
「…おう」
「ねーやっぱりこれあさみちゃんのことみたいだよー」
「知るか」
そう言って風間哲也はさっさと学校に入って行ってしまった。
「さすが大魔神、朝はご機嫌斜めだな」
「…そーいや今日遅刻じゃないんだな」
「そーいえば……」
「「「……槍でも降るのか…………」」」
こうして
阿佐美みづきと風間哲也は(ほんのかすった程度ではあるが)出会ったのだった。
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