私が自由に動けるように鳴ったのはそれから3日後だった。



午後からは香川先生のカウンセリングがはじまった。



香川先生の話しでは私が自殺未遂をしたあと



高弘が私の部屋を訪れて


合い鍵で部屋に入り



倒れている私を見つけたらしい。



私はすぐ薬をはかされ



深く切ってしまった傷の縫ったらしい。

《何があったの?》




《佐伯さん。》


はい。


《彼ずっと治療室の前で立ったまま泣いてたわよ。》







《何があったかわからないけど》



《死ねことは正しい答えじゃないわ。》


《あなたが今まで頑張ってきたこと全てムダになるのよ。》








覚えておいて


《あなたは死んでもかまわないと思ってるかもしれないけど》



《あなたが死ぬばたくさんの人の生活がかわるのよ。》



《もちろん私もね。》



《私にとってあなたを元気にしてあげることもいきがいなのよ。》


いきがい…



《いきがいは人それぞれなのよ。》


《でもいきがいと依存はちがうわ。》


《いきがいを見つけた時こそ自分自信を見つける時だし》、


《いきがいのために何ができるか考える時よ。》



《頼ってばかりじゃいけないわ。》