…美里…。



 あたしは急いで、踏み切りの外へ出た。



 ―――ガタンゴトン…



「美里…。美里…」



「千夏がいなくなったら…あたし、死んじゃうよ…。大事な親友なくしたら…あたし、どうするの?お願い、死のうとしないで…。前を向いてしっかり生きてよ!」



 …あたしは、美里の言葉に頷いた。




 美里が必要としてくれてるなら…。