気まずい雰囲気。



「…おはよ…」



 あたしは、目を合わせずにぱっと学校へ向かった。



 …早く行こう…。



「…待てよ!千夏!」



 ゆうちゃんは、あたしの腕を引っ張って、近づけた。



 その距離でさえ、辛いのに。