あたしが笑い出すと、美里も笑ってくれた。



 それだけでも、少し心が救われる気がしてならなかった。



 友達との関係が崩れてもいい。



 あたしには、美里がいる。



 一番大事な親友がいる…。



「さ、あいつらの言葉からいつまでも逃れてらんない!こっちから立ち向かってやろうよ!」



 あたしは、闇の教室へと、歩き出した。