「言葉は時には凶器となる。あっちの言葉は千夏にとって凶器よね」



 凶器…。



 その通りだ。



 あたしは、震える手で、美里の手を握った。



「美里…。美里は…あたしのそばにいてくれる…?」



「もちろん。親友でしょ?あたしがあんたのそばを離れるはずがない!友美は確かに仲良かったけど、友達だったもん。あんなひどいこと言う友達なんか、こっちから縁を切ってやる!」



 …強気だね。