冷ややかな目。



 すべてが凶器になる。



「…友美ちゃんの彼氏が…ゆうちゃんだったの…。でも、あたしゆうちゃんが好きで…。でも、友美ちゃんは最低とか言って…」



 一通り話が終わると、美里は一回だけ頷いた。



 そして、あたしの頭をなでた。



「それは、あっちの方がひどいじゃない。千夏だって祐馬先輩を好きになる資格はあるでしょ。あっちはライバルができるから、そうみんなに言いふらした。あっちの方が最低よ」



 美里が反発してる。