仲良くなったみたいだし…。



 いいかなぁ…。



「千夏ちゃん、よかったね。誤解が解けて。ま、なんかあったらいつでも、メールしてね。せっかく仲良くなったんだから」



「ありがとうございます」



「じゃあねぇ」



 そう言って、増川選手は帰っていった。



 爽やかな風を残しながら。