でも、こうしないと、何かが爆発しそうだった。



 あたしは、一目散に走り出した。



 キスしたかった、それは自分だけの気持ちを押し付けることになる。



 でも…でも…。



「千夏っ…!」



 ゆうちゃんのバカ!大嫌い!



「ねぇ、君」