「若い若い。いいのよ、2人共」



 佳苗ちゃんは、そう言って、隣へ駆け込んだ。



 ちょっと…恥ずかしい…。



 ゆうちゃんは、あたしを膝に乗っけて言った。



「本当は、こういうことずっと出来なかったのが悔しかった。なんでこんな近いのに出来ないのかって…。ずっと妹扱いしてたし…それが一番の根源だろうけど」



 …妹扱いするから、なんも思ってないと思ってた。



 でも、それは間違ってた。