次の日…



 朝の5時。



 電車は7時発の新幹線。



 マスターのおごりもあって、所持金は5万円。



 いけるかな、一応。



 あたしは、そっと着替えて、誰もいないリビングにメモを書き残した。



『ゆうちゃんのところへ行ってきます。日曜日の夜には帰ります』