「美里っ!あたしのバイト先、黙ってて!あと、バイト理由も。出来ればバイトしてることも黙っててほしいんだけど…」



 すると、美里は、くすっと笑った。


「あたしを誰だと思ってるの?少なくとも誰よりも千夏を理解してるよ。だって小学校からの付き合いじゃない」



 …それもそうね。



 小学校からの親友が、そんなことするわけないよね。



「うん、ありがと」



 何事もないって、その時は思い込んでた…。