「看板娘ですよ。千夏ちゃんは」



 あたしが、お皿を洗ってる間に、マスターはおばさまのお相手。



 お皿って言っても、それほどはないんだけどね。



 マスター…完璧に、おばさまにつかまったわね。



 おばさま、たぶん確信犯ですけど。



 ―――カランコローン…



「あ、いらっしゃいま…」