いつもあたしが泣いてて、甘えると頭に手を置いて、撫でてくれた。



 それは…当り前じゃない…。



 …なんで、些細な日常がこんなにも大事なんだろう。



 あたし、一生懸命バイトして、また会いたい。



 ひとり立ちできることを、見せつけよう。



 もう、泣き虫じゃないよって。



 立派な大人だよって。