「‥暫く父さんの側にいる」

「‥父さんの?」

「うん。仕事、手伝ってくる」

「…なんで、浬音?」

「女の子の力が必要なんだって」



玖音は「‥そうか」と言うと、またミルクを飲んだ。



「…玖音」

「…なに」



毎回言ってることだけど‥



「僕は玖音が大好き」




僕はそれだけ言うと玖音を抱きしめた。


多分‥暫く会えないから



玖音‥

ごめんね



でも‥僕が守から。



絶対に、守から。