僕は倉庫に帰った。
「浬音さん、或は‥」
「どうなったんですか」
「謹慎ですか?」
みんなが聞いてきたけど、或のことには触れずに、玖音のいる総長室に向かった。
トントン
「玖音」
「浬音か。入れ」
僕は総長室に入った。
「浬音。すんだのか?」
玖音はコップにミルクを入れながら聞く。
「うん。抜けさせた」
「わかった。みんなには後で言っておく」
玖音はミルクを飲みながらソファーに座った。
僕もいつものように玖音の隣に座る。
「玖音‥言いたいことがある」
「なに?」
「‥暫く学校休む」
「は?」
玖音は呆れた顔をしていた。
「今までは仕方ないが……、なんて言うんだよ」