玖音はあの日から来てくれなくなった。



分かっていた‥


こうなることくらい

分かってた。




だけど‥玖音がいないのは寂しい。





「……自業自得、だよ‥」




僕は空を見上げた




「…浬音さん」



僕の呟きが聞こえたのか、子猫の1人がとても悲しい顔をしていた。



「ごめん。なんでもないよ」

「…ホントっすか?」

「うん」



子猫は少し笑いながら「なら、いいんすけど‥」と言った。