僕だけが、犠牲になれば玖音は助かる。



僕が実行すれば…


全てが始まり、終わる。





怖くなんかない。



僕が玖音を、守るんだ。




僕の行動で……


玖音を守れる。




「…大丈夫。僕なら、できる」




僕の呟きは、真っ白な病室に消えていった。