何もない倉庫


ここが魔風のアジト


魔風は平気で一般人を傷つける‥最低な族だ



「…魔風キライ。潰す」

「そうだな野良。だが殺すなよ」

「大丈夫だよ野良猫。半殺しで我慢する」

「ふっ…そうしてくれ」



僕の言ったことに野良猫は笑う



玖音の通り名は野良猫。

僕の通り名は野良。


昔の総長と副総長の通り名を僕らはもらったんだ。



僕と野良猫は、静かに暗闇に隠れた。



僕ら二匹の野良猫は自分たちの後ろに可愛い子猫達を従え‥静にその時を待つ



「あれー?…黒猫いねーなー」



魔風の総長が言う



それと同時に‥黒猫は魔風の前に姿を現す