僕らは全国No.1だから敵が多い。
たぶん、仲間の数よりも敵の数の方が多いと思う。
各地に散らばった黒猫の仲間達は、悪い族を次々に倒していく。
僕らも今夜は、黒猫を潰そうとしている族を潰す。
「玖音」
僕は玖音を呼んだ。
玖音はもう寝ているみたいだ。
僕はそっと囁く‥
「‥僕の全ては玖音‥‥でも君が愛しているのは黒猫………」
玖音はどんな時でも、僕を助けてくれた。
そしてそれ以上に玖音は、黒猫を守ってきた。
「守から。玖音が僕を守ってくれたから……絶対に黒猫を守る………」
どんな手を使ってでも、僕は君と君が愛している黒猫を‥
守から。
「…僕の命と引き替えにしても」