「くお‥ん…」



僕はもう一度


玖音の名前を呼んだ。




「浬音っ!!!!!」

「い‥きっ……てっ‥」




僕は笑った。


精一杯…笑った。



泣き出してしまいそうな玖音に


笑いかけた‥





「イヤだっ……死ぬな!!!浬音っ!!」



玖音は僕を、自分の胸に抱きかかえた。



「だい…っす…き」






あぁ………


もうダメだ‥