「っ……俺は‥くお…ん、だっ」



僕はなんとか劍冴の問いに答えた。



すると劍冴は溜め息をついた。






「お前、浬音だろ」

「っ‥」




僕は必死に身体を起こした。



そして‥


劍冴の瞳をみた。







劍冴の瞳は…



暗く深い色だった。