「お前たちの耳にはめているピアス……どうしたんだ」



俺はレオをジッとみた。


するとレオは寂しそうな顔をした。



「…浬音さんに、貰ったんです」

「浬音に…」

「はい‥浬音さんが全員にくれたんです」

「そうか…。わかった」





俺はそれだけ言うと、病室から出て浬音に電話した。



だが…

浬音には繋がらなかった。



「浬音……」




‥浬音

お前は今どこにいるんだ…



いくら探しても見つからない。



なぁ‥

なんで俺の側から

いなくなるんだ‥‥