「ピアス…」

「ピアス?これがどうした?」

「俺と幹部と…浬音しかつけていないピアス」

「は?」




これは……黒猫の証






「このピアスは……黒猫の証‥そして絆を表す」



魅倉は「へー」と頷いていた。





だが…なんでコイツが?






俺はハッとし、部下全員の耳をみた。







全員の耳に…2つのピアスがついていた。



「なんで‥」



魅倉が不思議そうな声で俺に言う。



「玖音がやったんじゃねぇのかよ?」

「俺じゃない……あ‥もしかして‥」





浬音?






俺は部下に叫んだ。