僕は家について直ぐに、父さんの元へ向かった。




「浬音…分かっているな?」

「はい」




僕は明日‥死ぬ。



或は僕の斜め後ろに座り、一緒に父さんの話を聞いていた。





「お前が玖音を守るんだ」
「はい」

「お前を生かしている理由は?」

「玖音を守るため」



父さんは頷くと立ち上がった。



父さんの言う通りにすれば、玖音を守れる。


必ず…僕が玖音を守る。