僕は学校に向かう。
理由はただ一つ。
退学届けを出すため。
父さんから言われた通りに、言われた時間に、言われた道を歩く。
誰もいない道は、僕をまるで誘導しているようだ。
或は一足先に、退学届けを出しに行った。
一緒に行ってもよかったらしいけど、僕は父さんの言う通りにした。
もう、僕には自由なんかない。
だから…逆らう気にもなれない。
僕は色々な想いを描きながら、道を歩く。
本当は……もっと学校に行きたかった。
玖音と‥学校で勉強したかった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…