「…俺は、復讐とかする気はないです。でも…」

「でも…?」



子猫は泣き続ける子猫を抱きしめたまま、僕をしっかりと見る。



「黒猫のトップである総長を…許すことはできません」

「…うん」





真っ直ぐに僕をみる子猫を…


僕はちゃんと見ることができなかった。




僕も玖音がしたことは許せない。


だけど‥

僕も同罪だから……