「………やっぱり」

「え?」

「浬音さんはそう言うと思ってましたよ」





子猫はニカッと笑った。



だけど‥

子猫の瞳は……




辛そうだった。




「‥僕は…っ‥浬音さんも‥きらいっ!」

「おいっ!!」



1人の子猫が、泣きじゃくりながら言う。



分かってるよ‥

こんな事になったのは

僕の責任…



「‥ごめんね」



僕が謝ると、さっきの子猫はボロボロと涙を流し、口を開いた。



「っ‥でもッ!!玖音さんの‥方がっ、もっときらいっ…ッウ」



隣にいた子猫が、ギュッと抱きしめていた。



「…すいません‥副総長。コイツ‥総長と副総長に憧れて黒猫に入ったから……黒猫に対する想いが、強いんです」



‥愛してくれてるんだね