「…どういうことだ……浬音」



玖音は険しい顔で僕をみる。




そんなの‥君を守るためだよ


僕の全ては……玖音だから





「父さん、から‥の命令」

「‥は?」



あー…

血の、流れすぎで‥

キツくなって、きた



「僕は…生まれたとき‥から、死ぬことが‥決まってた」

「なんでだ……意味わかんねーよ」



玖音は凄い顔で僕をみる。



分かるわけないよ‥

君は父さんに…愛されてるんだ



僕は偽りの愛しか貰えなかった。



別に本当の愛が欲しいなんて思ってない。


僕の世界は、玖音が中心だから‥



別にいらない。