僕と或は玖音達に関わることなく、学校に通っていた。
晄君とも、あまり関わらないようにしている。
だけど、晄君は僕にベッタリで…あまり距離をあけれていない。
そんなある日、僕は寮には帰らずにいつものように家に帰る。
「…玖音さん見ませんでしたね」
「最近は学校に来てないよ」
「そうなんですか‥」
「玖音が学校休んでる時、魅倉達もいない。閨ちゃん達も」
「…そうですか、何も……何も起きないといいんですが‥」
或は心配そうな顔で、青い空を見上げた。
僕と或は黒猫に一度も顔を出していない。
頻繁に来ていたメールや電話も、ピタリとなくなった。
‥みんな、
忘れちゃったのかな…
縁を切ったのは僕なのに、何故かとても悲しくなった。