こんな時に限って、僕は1人で仕事をしていた。


普通なら或がいるけど、今日は或のクラスで揉め事があり、一緒に仕事を行うことができなかった。



…誰か連れてくれば

よかった‥




僕は後悔しつつ、父さんがいる龍雅家になんとか戻った。



「‥父さ…ん」


「浬音!!!!大丈夫か!?」



父さんは崩れ落ちる僕を抱きとめた。




…これが玖音だったら‥

よかったのに…






「或!!或はどこだ!!!!」


父さんは下っ端に叫んだ。


下っ端は慌てて或を呼びに行った。