一磨の部屋にて


一:「どした?」


葛:「梨紗様負けず嫌いなんだよな(苦笑)バスケ興味持ったから直ぐ上達するよ。」


一:「突き指さえ気を付ければいいんじゃない?
で、梨紗に言えないことがあるんだろ?」


葛:「あぁ。
土曜日梨紗様の誕生日だ。」


一:「知ってる。」


葛:「梨紗様が1年で1番嫌いな日なのもか?」


一:「えっ……。」


葛:「頭良いからな小さい頃から。白くま貰った日と伯父夫婦のとこに住み始めた日なんだよ。そんで伯父夫婦が祝おうとしたら号泣。だから毎年ずらして祝ってんだ。」


一:「今年からは19日に戻す。支えてやる。」


葛:「出来んのか?
9月の終わりに繁華街で一磨たち見たけどもしかしたら梨紗様からは愁夜は見えなかったはずだ。不安にさせて、しかもまたいらないって言ったろ?」


一:「繁華街とかの誤解は解けた。

いらないってさっき言った…。」


葛:「ふざけんなよっ!!死ぬぞ梨紗様。
これ以上梨紗様を悲しませないでくれ。」


一:「二度と言わねぇ、絶対。」


葛:「当たり前だ。
励来たら教えて、殴るから。」


一:「わかった(笑)」