ガチャ


一:「………誰だ。」


梨:「梨紗です。」


一:「あ、ゴメン。見えなくて。」


一磨は屋上の中で一番高いとこにいた


梨紗が近くにあった梯子を使い一磨の隣に座った


梨:「始業式、出なくて大丈夫なように萌がカナ先生に伝えてくれるって。」


一:「助かったぁ。
………梨紗、膝枕して?」


梨:「どうぞ?」


一:「ありがと。」


梨紗が一磨の頭を撫でてるといつの間にか寝始めた


梨紗は一磨を起こさないようにメガネを外してあげた



始業式が終わるころ、梨紗は一磨を起こすついでに寝顔を撮った



梨:「一磨、起きて?」


一:「スゥー…スゥー…」


梨紗は持って来た飴を一磨の口に入れて、再度呼び掛けた



少しして一磨が起きた

一:「……飴?」


梨:「糖分を、ね。」


一:「ありがと、美味しいよ。」


一磨が起き上がったので先に梨紗が下に降りた


トンッ


一:「ん~、よく寝た♪♪」


梨:「はい、メガネ。
足ジーンってしない?梯子使わずに飛び降りて来たけど。」


一:「メガネありがと。
足大丈夫だよ。教室行くか(笑)」