「もうね。
 ずっと連絡来ないの」







アタシは空を見てる。







「やっと来たメールは1ヶ月ぶりなの」









アタシの目はもう何も映さない。










「もう俊が何をしているのか、何を考えていて、何を想っている事さえ分からないの」











普通にしていたいのに肩が震えてしまう。口元も閉じる事ができないんだよ・・・








「どんだけ連絡しようとしてもね・・・届かないんだよ」



「どんなに伝えようとしてもね・・・伝わらないんだよぉ・・・」










目が熱くなってきた。
自分の手で顔を触って
どうにかして
落ち着きたい自分が居る。










ぎゅっ・・・










悠斗の手があたしの手を掴んでくれた。




力無く震えてるあたしの手は冷たくなっていて、あったかい悠斗の体温を奪ってしまう。