「喧嘩は楽しめそうか?」


「あぁ、見てる方もかなり楽しめるだろうな」


「期待してる」


「慎さっきから楽しそうだもんな」




正直言うと、今までにないくらい楽しみで仕方ない



あの細い体で、

小さい体で、

弱い力で。



どんな戦い方をするのか



No.1と言われ、龍鬼と恐れられてるくせにあの綺麗な顔と華奢な体



喧嘩する姿なんて想像がつかない





「退屈はさせねぇ。保障する」


「やっべぇ俺までめっちゃ楽しみになってきた!!」


「っしゃ、行くか!」




燈真の言葉に頷いて、俺達は立ち上がった