あっさり認めたことに驚いたのか、一瞬目を見開いた天城慎

でもすぐ元の表情に戻って。



「潔いな?」


「下手な言い訳すんのもみっともないし」


「さすが」




ふっ、と表情を緩めた天城慎に問いかける



「何が目的?」



思った以上に天城は頭が良い

ただの興味本位で私を探った訳ではないはず




「昨日宏輝も言ってただろ?どっちがNo.1か決めたがってんだよ、うちの奴ら」


「喧嘩か?」


「あぁ」





鬼陰は無駄な喧嘩はしない

街の治安を守るのが目的だから

でも…




「わかった」



今回だけは許してください、先代