・・・また上目遣いの女達がやって来た・・・

今日何度目だ??

ウゼェ・・・。

「ねえったら!・・・聞いてるの??」
 
「・・・めんどくせぇな・・・」

俺が小さめの声で言うと女達は聞こえていたみたいで切れ始めた。

「何なのよ!!あなたなんてただ顔がいいだけじゃない!!」
「そうよそうよ!!私達の誘いを断るなんて何様よ!!」
「もういいわ!・・・どっか行きましょ!この男が居ないところに!!」

そう言いながら女達は公園を出て行った。

「何で俺が怒られねーといけねーんだよ・・・」

ハァ・・・

ヤッパリ女は顔が目当てか・・・

そう思いながら俺は手元にあった本を読み始めた。