それから待っていたのは辛い日々だった…

何をしていても,どんな時でも頭に浮かぶのは和輝のコト。何度も何度もあの日さよならした時の光景が蘇る。

そんな私は和輝のメモリーを消すコトはできなかった。

彼氏とも別れることにし,和輝のコトも忘れようとしていたある日…

『2時15分 和輝』

何気なく携帯の着信履歴を見返していたら彼からの着信(ワンコ)が…!!
日にちはもう何日か前だ。深夜にかかっていたため無意識に見ていて全然気づかなかったのだ。
それに気づいた私は授業中にも関わらず教室を飛び出し,電話をかけ直した。