思い出すだけでえずいてしまう、辛い過去。恥ずかしい過去。

消したい消したい消したい消したい消したい消したい消したい消したい消したい消したい消したい


自分が歩んできた足跡を消したい!


アルバム捨ててやる!

写真破いてやる!

手紙焼いてやる!


もう嫌な過去は何も残っていない!

私を苦しめる過去はもう残っていない!



でもね、終わってから思ったの。


自分の足跡を自分で消したいと思っても、消しきれないこと。

誰かの心の中には私という存在が残っているであろうこと。


自分は消した気になった足跡や過去も、やはり誰かの記憶の中に存在しているだろう。

名も知らない人でも、意外と私の事を知っている人もいるかもしれない。


自分の過去を処分したい。処分したつもりでいても、どこかに残っているであろう、ほんのわずかな私の足跡。

嫌で嫌でしょうがない過去かもしれないが、誰かが自分の事を覚えてくれている事って、意外と嬉しい事かもしれない。