ガチャ。


「愛実ちゃん?」


顔を上げると、


「純弥くん……。」


純弥くんが心配そうに立っていた。





ゾクゾク……ッ!!

さっきのことがフラッシュバックする。


「いやッ!!」


違う。

純弥くんはそんな男じゃない。


分かってる。

分かってるのに、


身体が純弥くんを拒絶する。


「愛実ちゃん…?」


ガチャ。


「ただいま。」


慧斗が帰ってきた。