「無い無い無い無い。 私全然可愛くないし。」 私は、慧斗の言葉に、 大いに、 全力で、 キッパリ、 否定した。 私が可愛いとか、いろいろ終わってるから!! 「そう?愛実は可愛いよ。」 私の耳元でそう呟く慧斗。 その言葉に、 その距離に、 何より、雰囲気に、 感覚が麻痺しそう。 ……って、何この甘い空間!!!! 私、おかしいぞ?! 何で慧斗にドキドキしまくっちゃってんの?!!!