「ぅそー!!
王子って、みんなの告白フルって噂だよ?!」

「っていうか、付き合ってるって噂、まじだったんだ……。」


ふたりの女子生徒が、残念そうな声を上げる。


「ぁ、そうそう。
佐野さん、慧斗くんのこと、好きみたいよ。」


若林さんは、思い出したように口を開いた。


「ぇー、やっぱり!!」

「姫と呼ばれども、
やっぱり女子高生。
イケメンが好きなのね……。」


ガールズトークに花を咲かせる三人。





「っていうか、ぶっちゃけ今回のくじ、細工したんでしょ?」