「んな……ッ!!」
顔が真っ赤に染まっていくのが、自分でもわかる。
「襲われたくなかったら、俺をフッてよ。」
「早く。」
「……んなさぃ。」
私は小さい声で言った。
「聞こえない。」
「ごめんなさい。私には、慧斗しかいないの。
だから、雪ちゃんと結婚はできない……ッ!!」
私は、今度は聞こえるように、そう言った。
「よくできました♪
ほら、後夜祭、誘ってないんじゃないの?
誘ってきたら??」
雪ちゃんは私の背中をポンと押した。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…