すると、純弥くんは、
いつもの温厚な笑顔で、


「駄目だったら、誘ってないよ。」


……ですよね。


「実はさっき、麻奈ちゃん誘ったんだよね。」


へぇー!!!!!!


「でも、いきなりふたりっていうのはその……ね。」


純弥くんは苦笑いで私を見た。

……なるほど。


「つまり、急にふたりっきりは気まずいから、最初はそばにいてくれと。」

「そういうこと。」