「愛実、起きろ。」

「ん……。」


慧斗の声がして目を開けると、


「!!!?」


慧斗の腕の中にいた。


「おはよ。」

「お……はよ//」


慧斗はクスッと笑って私にキスを落とした。


「帰るだろ、送る。」


時計を見ると、もうすぐ19時を回るところだった。


「ぇ、悪いよ!!
慧斗折角自分の家にいるのに!!」


私は携帯を開いて、ある人物に電話した。