重々しい空気…。 私は椅子に座らされ、 向かい側の席には、 学園の王子とモテ男。 「……いつから、いたの?」 モテ男……ぃや、 斎藤純弥が口を開く。 「さ、最初から……。」 「そっか。」 斎藤純弥が項垂れる。 「君、佐野愛実ちゃんだよね?」 「ぇ、あ…はい。」 びっくり。 モテ男に名前と顔認識されてるなんて。 「やっぱり!! 知ってると思うけど、 俺、斎藤純弥!! よろしくね、愛実ちゃん♪」 「は、はぃ……。」