「はぁー……。」 さっきから感じる、いろんな視線。 原因は一つしかない。 「馬鹿兄貴め。 家帰ったら呪ってやる」 私は机に突っ伏しながら呟いた。 「こーら、そんな物騒なこと言わないの。」 「だって――ッ!!」 これだから、 来られると困るんだよね……ッ!! 「めぐ!!」 同じクラスの理佐(リサ)が私に話しかけた。 「ん、何??」 「あんたの彼氏、かっこいーじゃん♪」 ……はッ?!