今、分かった。 私は―――、 慧斗が好き―――。 私は○を作った。 麻奈は優しく微笑んで、 「正解。」 そこで視界がグニャリと歪む。 え……なに?? “―み、愛実。” 「ん……ッ、」 私は目を開けた。 目の前には、慧斗のドアップ。 夢………? 「もう18時だぞ。」 「へ……?」 じゅ……はちじ?? 「18時。つまりもう6時。」