寛斗が、そっと手を差し出した。

「手ぇ・・・繋ぐか?」

「・・・うん」

あたしは、笑顔で手をとった。

そして、あたし達は、歩き始めた。

16年という、長い幼なじみ生活にピリオドを打ち、これから始まる、新しい日々へと・・・。